H8-3069ネット対応マイコンにMESを入れる > 応用編 (番外編2)PICNICを使った温湿度計測制御

(番外編2)PICNICを使った温湿度計測制御

4.湿度計回路

 湿度計の回路は次のサイトを参考に製作した。
 e電子工房(湿度計その2)
 実際に使用した回路図はここでは省略する。参照先サイトをご覧いただきたい。
 前述の湿度センサHS15PFに回路上で作り出した1kHzの正弦波を掛け、インピーダンスの変化を見る。このインピーダンスの変化と湿度は指数関係にあるため、これを対数変換して得たい値を得る。ここで得た値をPICNICのPORTA2(RA2)に取り込んでA/D変換している。

5.実現できた点、反省点

完成したLAN対応温湿度計測制御システム

 このシステムは、PIC(PICNIC)とPICを繋いだだけの単純な構造となっている。なお、リレーに繋がっているPIC16F877は後から他基板を追加できるように基板上で拡張性を持たせてある。
 次に、今回の製作の全体を通して実現できた点と、私自身の反省点をまとめる。

実現できた点
 1.無線LANを使い、離れた場所への通信が可能
 2.温湿度を計4CH分のデータを確認・記録可能
 3.VBで製作したソフトでグラフを描画・印刷可能
 4.同ソフトからリレー3点、ランプ2点の制御可能
 5.雨風にさらされても丈夫な台座とケースの加工

反省点
・ 基板上の電源ランプがPICNICに隠れてしまい、見え辛い。設計上のミスである。
・ 基板を格納するプラスチック・ケースの穴あけの位置の上下を間違えた
(→部品を取り付けて改善した)。
・ リレー部分の部品配置が思ったよりも込み入ってしまい、取り付けを難しくしてしまった。

 これらの反省を踏まえて、次回製作の機会があれば気をつけたい。

6.H8/3069FフラッシュマイコンLANボードでの応用

 今回のLAN対応温湿度計測システムでは、既に用意されているActiveXコントロールモジュールを使い、VisualBasic上から制御している。しかし本来、LANを使うメリットは、LANに繋がっているパソコンから「簡単に」温湿度の計測、リレーの制御が出来ることであろう。この利点を引き出すためには、ウェブ・ブラウザからのアクセスが欠かせないと思われる。
 これを実現するために、今回のPICNICでの製作とは別に、実験を試みた。PICNICと同じく秋月電子から発売されている「AKI-H8/3069FフラッシュマイコンLANボード」を使用し、CGIも扱うことの出来るOS「MES」を稼動させた。なお、「MES」は三岩幸夫氏が作られたフリーOSであり、H8マイコンやSHマイコンなどに搭載できる。MESのソースプログラムは、三岩氏のウェブサイトに公開されている。また、拡張プログラムやサンプルユーザープログラムも公開されている。この「MES」を使ってこのマイコンボードを起動させる場合の様子を下図に表す。

H8/3069FLANボードにMES(OS)を入れる

 上図のように、マイコンボードとPCの間は2種類の線で繋がれている。RS232CとLANの線である。H8/3069FフラッシュマイコンLANボードとPCの通信の基本は、RS232Cでハイパーターミナルからマイコンにアクセスし命令を送ることである。その上でLANを通してプログラムを送ったり、データをやり取りすることもできる。
 今回はブラウザ上での温湿度計測のほかに、LED制御の機能をつけた。さらに、市販のウェブカメラを設置し、ログイン画面を統合した。これにより映像を見ながら温湿度を確認できる。
温湿度測定・LED制御画面ブラウザ画面
上:温湿度測定・LED制御画面ブラウザ画面
下:同時にウェブカメラを起動するようにした
同時にウェブカメラを起動するようにした






[PR]子育てママさんへ:3年毎に15万円うけとれる保険?