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H8-3069ネット対応マイコンにMESを入れる > 導入編6.パソコンとマイコンをLANでつなぐ

6.パソコンとマイコンをLANでつなぐ

LAN接続をする

ここからが本番です。私がいろいろやってみてうまく動かなくて何度も引っかかったのは、このLAN接続のところでした。
LANケーブルでパソコンとH8-3069マイコンをつなげるのですが、まずはクロスケーブルで直結してみましょう。ハブを通すとうまく動かないなど色々あるので、余計なものはつけずに直結するのがいいと思います。

LANクロスケーブル

それから、もしお使いのパソコンにウイルス対策ソフトなどを入れている場合は、無効にしてください。無効にしないとpingを通したときにうまく通ってくれないことがあります。ちなみに私はウイルスバスター2007を入れていますが、やはり無効にしないとping打っても通りません。このマイコンで実験しているときはネットとは分離しているのでウイルスバスターを切っていても問題はないでしょう。

つなげるとこんな感じですね

まずはパソコンとH8-3069にそれぞれIPアドレスを設定します。
パソコンのIPアドレスを192.168.10.1
H8-3069のIPアドレスを192.168.10.2
にするとして作業を進めます。
スタートからマイコンピュータに入って、下の画面のようにマイネットワークを選びます。

マイネットワークを開く

ネットワーク接続の画面が出ますので、左側のネットワークタスクの一覧から、ネットワーク接続を表示するを選びます。すると、ローカルエリア接続が一覧の中に出てきます。このローカルエリア接続を右クリックし、プロパティを選択します。すると下のようにローカルエリア接続のプロパティが表示されます。開いた画面の「この接続は次の項目を使用しますの一覧からインターネットプロトコル(TCP/IP)を選択した状態で下のプロパティボタンをクリックします。

ローカルエリア接続のプロパティ画面

インターネットプロトコルのプロパティの画面が出ましたか?これを図のとおり、IPアドレスを設定します。ここの数字を間違えると繋がりませんのでよく確認してください。

インターネットプロトコルのプロパティ画面

正しく入力できたらOKボタンをクリックします。ローカルエリア接続のプロパティの画面のOKボタンもクリックします。最後にネットワーク接続の画面を閉じます。
今度はデスクトップの電話マークのアイコン(Terminal)をダブルクリックして起動します。RS232CのケーブルとLANケーブルがそれぞれパソコンに接続されていること、それからディップスイッチがモード5になっていることを確かめて、H8-3069LANボードの電源を入れます。するとmesが起動します。

モード5 ハイパーターミナルの画面

ここは4のハイパーターミナルからMESの動作を確認するでやったのと同じです。
それでは、ハイパーターミナルの画面のカーソルが点滅しているところに、次のように打ち込んでください。

ifconfig ne0 192.168.10.2 255.255.255.0

ifconfigとne0と192.168.10.2(マイコンに設定したいアドレス)と255.255.255.0(サブネットマスク)の間はそれぞれ半角のスペースを入れてください。入力できたらEnterキーを押します。この一文でマイコンにIPアドレス192.168.10.2を設定したことになります。
(これらの命令の詳しい意味は、トランジスタ技術編集部 編「LANによるハードウェア制御」 CQ出版社に詳しく書いてあります。今はとりあえず「動かす」ことを目標にするので説明は後に回します)
Enterキーを押すと、ハイパーターミナルの画面にIPAddress:〜Netmask:〜MAC:〜という一文が出てきます。

ifconfigでマイコンにIPアドレスを設定する

それじゃあpingを打ってパソコンと通信できるか試してみましょう。下のように入力します。pingの後の192.168.10.1はパソコンのIPアドレスです。これでマイコン側からLANケーブルを通して、通信できるかどうか試すのです。これもさっきと同じようにpingと192.168.10.1の間は半角スペースで空けます。入れ終わったらEnterキーを押します。

ping 192.168.10.1

pingを打ってみる

上のようにReply from 192.168.10.1が4行表示されれば、LANケーブルを通した通信が成功しています!それからReplyfromが帰ってくるときは、下の写真のようにボード上のLANコネクタ近くのLED1とLED2が同時に点滅します。

ちゃんとLAN通信できるとこんな風にLEDが光ります

TFTPサーバーで転送する

Replyfromがパソコンから帰ってきたら、次はハイパーターミナルの画面はそのまま閉じずに(接続したままで)、デスクトップのTFTPServerのアイコンTFTPサーバーをダブルクリックして起動します。
開いたTFTPのウィンドウのBrowseボタンをクリックすると、フォルダの参照ウィンドウが開くので、C:\mes\helloフォルダを選択し、OKボタンを押します。

TFTPサーバーを起動します

次にハイパーターミナルの画面をアクティブにして(TFTPServerはまだ終わらせないで起動したまま)、次のように入力します。

tftp hello.elf 192.168.10.1

tftpとhello.elfと192.168.10.1の間はそれぞれ半角スペースで空けます。終わったらEnterキーを押します。これは、hello.elf(hello.cをコンパイルしたもの)をパソコン(IPアドレス192.168.10.1)に送る、という意味です。
Enterキーを押すと、転送している表示が出ます。

プログラムを転送中

転送が完了すると下のようになります。

転送完了

それでは転送したプログラムhello.elfを実行させてみます。次のように入力してEnterキーを押します。

hello.elf

転送完了

上のようにHello! World!!!と出れば、ちゃんとhello.elfが実行されたことになります。
もしエラーメッセージのようなものが出ていたら、次のように打ってマイコンに正しくhello.elfが転送されたかどうか確認してみてください。

dir

dirコマンド

dirを打つと、今マイコンに入っているプログラムがわかります。hello.elfがちゃんと転送されていればこのように表示されるのでわかります。もし、入ってなかったらもう一回TFTPを使って転送してみてください。
ちなみに、マイコンボードのディップスイッチ横の青いプッシュボタンを押すと、TFTPで入れたプログラムは全部消えてしまいますので、マイコンのIPアドレスを設定してあげる所からやり直しになります。
ハイパーターミナルへの入力を間違えたりして、正しく動かなかったときはこのプッシュボタンを押して、最初からやり直します。

ここまでが導入編になります。






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